歯科医師がすすめる!子どもも大人も安心のおやつ習慣

こんにちは。
大塚デンタルオフィス院長の小巻です。
8月2日は「お・や(8)つ(2)」の語呂合わせから「おやつの日」でした。
おやつには虫歯になりにくいものと、虫歯になりやすいものがあります。
今回は、おやつの習慣と歯の健康の関係についてお話しします。
歯の健康のために気を付けたいおやつ
一般的に、「糖分が少ない」「短い時間で食べ終わる」「歯にくっつきにくい」おやつは、虫歯になりにくいといわれています。
ここでは、虫歯になりにくいおやつと、虫歯になりやすいおやつをそれぞれご紹介します。
虫歯になりにくいおやつ
おせんべいやクラッカー、ポテトチップスなどのスナック菓子は、比較的虫歯になりにくいとされています。
また、砂糖を使っていないビスケットやクッキー、自然な甘さのふかし芋やバナナも、糖分が少ないため虫歯になりにくいおやつといえます。
さらに、スルメ・チーズ・小魚・ナッツ類は、よく噛むことで唾液の分泌を促すため、虫歯予防に役立つといわれています。
虫歯になりやすいおやつ
キャラメル・アメ・ガム・チョコレートなどは、糖分が多く、食べるのに時間がかかるうえ歯にくっつきやすいため、虫歯になりやすいおやつです。
また、ドーナツやケーキなども、食べかすが歯と歯の間に残りやすく、虫歯の原因になりやすいため注意が必要です。
虫歯にならないために
甘いおやつは、特に虫歯になりやすい一方で、気分転換や疲れを癒す効果もあります。
そのため、おやつは我慢しすぎず、次の点に気を付けて楽しみましょう。
- ダラダラ食べず、時間を決めて食べる
- 食べる量をあらかじめ決めておく
- 甘いものと甘くない物を組み合わせる
- おにぎりや野菜スープなど、食事の代わりになるものを選ぶ
- 虫歯予防に効果のあるキシリトール入りのお菓子を選ぶ
まとめ
おやつを食べた後は、虫歯を防ぐため、しっかりと歯を磨きましょう。歯みがきが難しい場合は、ブクブクうがいでお口の中をすすぎ、食べかすがお口の中に残らないよう心掛けましょう。
また、虫歯を防ぐためには、歯科医院での定期検診やクリーニングも欠かせません。
当院では、定期検診やクリーニングのほか、虫歯予防に効果的なフッ素(フッ化物)塗布も行なっています。虫歯予防のためにお気軽にご来院ください。