歯科治療中に「手をあげて」ほしいタイミングとは?
こんにちは。
大塚デンタルオフィス、院長の小巻です。
歯科治療中に「つらくなったら手をあげてください」とお伝えすることがあります。しかし、どんなときに、どのくらいで手をあげればいいのか分からず、不安に感じる患者さまもいらっしゃるかもしれません。
歯科治療中、どのようなタイミングで手をあげていただきたいのか、お話しします。
どちらの手をあげるべき?
治療中は「左手」をあげていただくようお願いしています。右手をあげると、スタッフや器材に当たる恐れがあるためです。もし左手で知らせるのが難しい場合は、事前にお伝えいただければ、別の方法をご提案します。
手をあげるタイミング
1. 痛みを感じたとき
局所麻酔をしていても、深い虫歯の治療や神経部分の処置では痛みを感じることがあります。そのような場合、少しでも痛みを感じたらすぐに手をあげてください。
患者さまからの合図により、痛みの有無や治療の進行状況を確認し、必要に応じて処置を調整します。少しでも痛みを感じたらお知らせください。
2. 舌の置き場が分からないとき
治療中に舌をどこに置けばよいか分からず、不安になることはありませんか?
その場合も手をあげて合図をしてください。適切な位置をご案内し、治療箇所に舌が触れるのを防ぎます。
3. 水がたまってつらいとき
唾液や治療中に使用する水が口腔内にたまり、息苦しさを感じたり、うがいをしたいときも、手をあげてお知らせください。治療を一旦ストップし、吸引やうがいの時間を設けるなど、対応いたします。
4. 口を開けているのがつらいとき
治療中に長時間口を開け続けるのは、顎の筋肉に負担がかかります。特に顎関節症の方は、開口に制限がある場合もあります。顎が疲れたり痛みを感じたら、遠慮なくお知らせください。短い休憩を挟むなど、負担を軽減する対応をいたします。
5. 気分が悪い、疲れたとき
麻酔の刺激や緊張・ストレスなどにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。また、疲れや体調不良でつらくなる場合もあります。普段と異なると感じたら、無理をせず合図してください。
まとめ
歯科治療中に少しでも不安や不快感を感じたら、遠慮なく手をあげてお知らせください。当院では、患者さまがリラックスして治療を受けられる環境づくりを心掛けています。
治療の合間には適宜サポートを行いながら、快適な診療時間を提供いたしますので、どうぞ安心して治療に臨んでください。