お口のにおい、大丈夫?気になる口臭について

こんにちは。
大塚デンタルオフィス院長の小巻です。
11月19日は「いい息の日」です。「い(1)い(1)い(1)き(9)」の語呂合わせから、人気の「XYLISH(キシリッシュ)」を製造・販売している株式会社明治が制定しました。
今回は「いい息の日」にちなみ、口臭についてお話しします。
気になる「口臭」について
皆さまは、ご自身の口臭や他人の口臭が気になった経験はありませんか?
あるアンケート調査によると、他人のにおいで最も不快に感じるものの第1位は「口臭」という結果も出ています。
口臭は、原因によって4つの種類に分けられます。
生理的口臭
起床直後や空腹時など、お口の中の細菌が増殖したり、不衛生な状態になることで発生する口臭です。
病的口臭
進行した虫歯や歯周病など、お口の中の病気によって発生する口臭です。
また、お口の病気だけでなく、糖尿病や肝臓病といった全身の病気が原因で起こることもあります。
外因的口臭
ニンニクやネギなど、においの強い食べものや、お酒、たばこなどを摂取したことによって発生する口臭です。
心因性口臭
本人が「自分は口臭がある」と強く思い込んでしまうもので、口臭検査で口臭が認められない場合を指します。
口臭を予防しよう
健康な方にも見られる「生理的口臭」は、お口の環境が悪化することで起きやすくなります。一般的には唾液の分泌量が減ると口臭が発生しやすくなり、起床時や空腹時は特に起こりやすいとされています。
また、ストレスを感じているときは、リラックスしているときと比べて唾液の分泌量が減るため、口臭が強くなることがあります。
そのため、お口の中を清潔にしたり、唾液の分泌量を増やすことで生理的口臭を予防できます。
お口の中を清潔に保つ
お口の中を清潔に保つには、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って効率よく歯垢(プラーク)を除去することが大切です。
また、舌用の専用ブラシで舌苔(ぜったい)を除去して舌をきれいにしたり、時間がない場合はデンタルリンスやマウスウォッシュを活用したりすると、より効果的です。
唾液の分泌を促す
唾液にはお口の中をきれいにする自浄作用や、細菌の繁殖を抑える抗菌作用、粘膜を守るはたらきなどがあります。
食事のときは、一口ごとに30回を目安によく噛み、唾液の分泌を促しましょう。唾液腺をやさしくマッサージすることも効果があります。
まとめ
口臭を防ぐには、お口の中を清潔に保つことが大切です。
「もしかして口臭があるかも」と気になったら、まずは毎日のセルフケアを見直してみましょう。デンタルフロスや歯間ブラシを活用すれば、口臭の原因にもなる歯垢(プラーク)除去にも役立ちます。
また、虫歯や歯周病が原因で起こる口臭の場合は、歯科医院での治療が必要です。
当院では、定期検診でお口の健康状態をしっかり確認しています。口臭が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

